−第五章− 早朝モレインはお薦めなのです


森と泉に〜♪なんて唄ってしまう私は年寄り。。(涙)
青空がバックだったらもの凄く綺麗な写真になっていたと思う。。
こんな所に別荘が持てたらねえ。。。。。エメラルド・レイクにて。。


24日、4時過ぎに起床。。昨夜が遅かったせいか眠い。。
4時30分に五島さんと合流して、レイク・ルイーズの隣のモレイン湖を目指す。。
さすがに五島さんも眠そう。。(笑)

早朝のハイウエイ。。驚くことにヒッチハイクをやっている男がいたりします。。(笑)
熊が出てきたらどうするんだろう???ちょっと心配になったりします。

「グースがここにいるんですよ」と話していた場所にいましたいました。グースのつがい。。。
写真を写したけど、薄暗かったので綺麗に映っていない。。(涙)
エルクは相変わらずよく見かけます。。道路脇にエルクが出ていると言うことは熊はいないな。。。残念。。

 
元の写真が左。。
コンピュータで画像処理したら右になりました。
恐るべし!!(拍手)

日が昇りはじめる前にモレイン湖に到着。。
駐車場からモレイン湖まで5分ほど岩場を歩く。。この岩場には木の化石がゴロゴロしている。。
で、登りつめた先にモレイン湖が静かに横たわっていました。
そしてその後方には巨大な山々。。。テンピークス。。大きな壁のようにギザギザの山が立ちはだかっています。
その迫力たるや、カメラの中に収まり切れません。。(涙)
そして時間が経つと共に山肌に朝日が照り、もの凄く神秘的なのです。
「早朝モレインは他社がやっていない観光ツアーですけど、是非お薦めです!!早朝モレインを選ばれて正解です。」
前日、BBQの席で社長の言っていた言葉に納得できます。。。絶景です!!
写真に収めましたが、残念ながらこの迫力と言葉に出来ないような雰囲気は絶対に伝わりません。
是非早朝のモレインへお出かけ下さい。。

一番美しく撮影できるスポットには外人さんのご夫婦が三脚を据えて写真を写していらっしゃいました。
どこから来たのか訪ねると。。
「シアトルからやって来た」
我々が日本からやって来たことを話すと、やはりイチローの話になりますね。(笑)
「彼は素晴らしい選手だ」
イチローと知り合いじゃないけど、嬉しくなります。。

「彼は日本のアウトドアのジャーナリストで取材に来ている。。場所を譲ってくれないか?」
五島さん、、嘘はいけません。。冷や汗が出るじゃないですか。。(笑)

「ここには鳴きウサギがいるんですよ」
景色を眺めていると岩場からウサギ(正確にはPikaと呼ばれる岩ウサギですが、見かけはネズミそっくり(笑))が出てきて、そして鳴くのです。。しかもその距離5メートルぐらいの所。。
小さな体で大きな声。。。お聞かせできないのが残念。。聞きたい方は早朝モレインへ。。。(爆)
写真に収めましたが、薄暗くて手ぶれで失敗!!残念じゃあ!!

 
なんだか使用前使用後みたいな写真が続いておりますが。。。(笑)
朝日が昇る前のテンピークスと朝日が照った時のテンピークス。。。
モレイン湖に大きく立ちはだかる巨大な岩山達に日があたり、刻々と表情を変えていく姿は感動します!
眠い目を擦りながら行く価値は絶対にある!!
ビデオカメラで撮影するといいのかもしれませんが、写真だとこういった手法でしか再現できない。
右の写真、、もう少し修行が必要です。。(涙)

モレイン湖を見た後、レイク・ルイーズ近くのカフェで朝食。。テキサス・ハムサンドとコーヒー。。
今日の予定は早朝モレインで終わり午後からバンフの町を歩くつもりだったんですが。。
「この時間だったらヨーホー国立公園だと午前中で観光できます。。いかがですか?」
睡眠不足だけど、この際だから行ってしまえ!!(笑)

ヨーホー国立公園に入ると山の形が一変して荒々しさを増します。
峠を越えて別の場所に来た影響もあって天候が不安定になりました。
ときどき、少し雨交じりです。

バンフからバンクーバーに向かって鉄道が走っています。
夏になるとロッキーマウンテニア号@山岳観光列車が走るルートです。
一番の難所はスパイラルマウンテン。。鉄道の設置で苦労した場所だそうですけど、トンネルを挟んで8の字状に鉄道が登っていくのです。
列車が通っている時でないと確認し辛いそうです。
雨模様だし展望所の駐車場が工事中で進入禁止だったので通り過ぎちゃいました。。。ちょっと残念。。

地図で確認するとレイク・オハラはこのすぐ近所だったんですね。
「次回来ることがあればレイク・オハラをお薦めします!絶対に行くべきです。。」
あまりの人気スポットのために事前に予約が必要だとか。。うーむ、、、行ってみたい。。

カセドラル・マウンテンロッジ。。。急激な山の崖があります。
その下をキッキング・ホース川沿いに鉄道が走っています。。。よく見ると雪崩よけのトンネルがあって雪崩の跡らしきモノがあります。
「雪の多い時は人工的に雪崩を起こさせることがあります」
なんでもロケットを打ち込んで人工的に雪崩を発生させるとか。。凄いねえ。。。スケールが違うよ。。

フィールド・ビレッジという小さな町を過ぎたら横道に入ります。
エメラルド湖に到着です。。
ここは森林に囲まれた静かな湖。。氷河湖ではないので水は透き通ってますが、周りの森が湖面に映って美しい。。
そして橋が島まで架かっておりそこにはログハウスが。。絵になる景色です。。
時折、湖面に水しぶきが起こりますが、これは魚のジャンプ。。トラウトがたくさんいるようです。
下手くそでも釣れそうな気がする。。。(笑)
でも、釣り竿を垂らしてボーっとこの景色を眺めるのも悪くないような気がするなあ。。。


雨上がりの空と少し逆光、、なんとも悔やまれる。。鳥の声だけが響き渡る静かな湖でした。


写真を写していると中国人の団体がやってきた。。まだ7時過ぎだというのに団体旅行の一団。。
ところがこれが賑やか。。。静かだったエメラルド湖に中国語が飛び交い凄い賑やか。。。(笑)
で、橋のところで、みんなで並んで集合写真。。
「イー・アル・サン!!来来!!」  写真を写す時のかけ声。。ちょっと笑える。。(笑)
彼らは記念撮影を終えたらアッという間に去っていきました。

また静かなエメラルド湖に戻りました。。。あの喧噪はいったい何だったんだろう???(笑)
なんで、中国語ってあんなに賑やかに聞こえるんだろう??
「中国人の団体はなぜかしらないけど、朝早くから行動するんですよ。。」
「彼らは強行スケジュールでジャンジャン観光していきます。。朝早くから行動するパワーはいったいなんでしょうねえ。。」
それは彼らが早朝から太極拳をするからじゃあないかなあ???などと馬鹿な話をしながら湖畔を歩きます。。(笑)

湖畔の森には小さな花がたくさん咲いています。。
神様(妻)のお願いで写真をジャンジャン写すんですが、朝方で曇っている影響もあってストロボ撮影でないと難しい。。。
光が強すぎて色が綺麗に再現できないかも。。時間があれば三脚を据えて、じっくり写真を写したい。。

先程まで降っていた雨はやんで対岸の森に雲がかかり幻想的です。
「ここにも熊の親子が出たという報告があります」
静かな湖畔の森の陰から、もう起きたばかりの熊が出る〜♪なんて歌が頭に浮かんだ。。今熊が出てきたら歌どころじゃないねえ。。(笑)

駐車場への帰路、赤リスと遭遇。。これがまたすばしっこい!!
地面に落ちている木の実を食べているかと思えば、アッという間に木に登り、止まった!と思うと隣の木に飛び移る。。
一時たりともジッとしてくれない。。で、一瞬止まったところを撮影できたのがこれ。。思いの外、大きなリス。。



駐車場に戻り神様(妻)がトイレから帰ってくるのを待っていると、2羽の鳥が向こうの木へ飛んでいった。
ありゃ??。。燕のような雀のような。。
後ほど本で確認するとTreeSwallow。。2羽で飛んでいるところを見ると巣作りでもやっているのかな??

 

エメラルド湖を後にして、すぐ近くにあるナチュラル・ブリッジへ。。ここは川が岩を削って出来た自然の橋。。
水量も多く、小さな滝になっているが迫力は凄い。。

再びカセドラル・マウンテンに戻り、今度はヨーホー川を溯ってタカカウ滝へ。。
このあたりの木々は松の他に樅の木が多い。。。ロッキー山脈の大きさをこんな所でも感じられる。

川に沿って道をジャンジャン登っていくと正面に巨大な滝が。。タカカウ滝です。
正確にはTakakkawFallsと書きます。。で、意味は「おお!!すげえ!!」「おお!!でっけえ!!」という意味。。
「ファンタスティック!」とか「オーッ!グレイト!!」とかいう感動の言葉なんですね。
きっとこの滝を見つけた先住民は「タカッカウ!!」と言って驚いたんでしょう。。(笑)

車を降りて歩いて橋を渡り滝に近づいていきますが、落差250メートルの滝は迫力満点。。途中で水しぶきが霧になりそうな感じです。
水量ももの凄く、滝に打たれて修行なんて、とても出来そうにありません。。
もちろんこの滝の上にあるのは氷河@ワプチック氷原であって水温を考えると滝に入ることすら怖いです。(笑)
本格的な夏になるともっと水量が増すとか。。
「この滝を登った人がいるそうです」
記録に残るのかもしれないけど、とてもじゃないが、怖くて登れない。。

このタカカウ滝の前を流れているのはヨーホー川。。この上流にはMtバッファローがあり、昨日見たワプタ氷原から水が流れています。
遙か向こうに氷河が見えてます。
あの氷河の麓までトレッキングできそうですねえ。。
「案内板もあるし登山道がありそうですね。。。今度探してみます」
川はほとんど平坦に流れており、登りも少なく楽しく歩けそうな感じ。。なんとなくトレッキング心を誘う川なのです。。

 
タカカウの滝とヨーホー渓谷のトレッキング案内板。。
ティピのマークはキャンプ場(「笑う滝」なんてのがあるな。。)。。この近くに四ヶ所もあるみたい。。
杖をついて歩くマークは登山道。。トレッキングコースかな。。
後は、ホテルとか山小屋、ビューポイント。。

タカカウ滝からフィールド・ビレッジに行きました。
国道から川向こうに見える小さな町はカラフルな民家がたくさんあって、そして手前に川が流れ鉄道の駅がある。。そして町の後方には大きな山。。
なんとなく鉄道模型のジオラマの世界なのです。。
雨が降っていたので写真を写さなかったのですが、今考えると残念です。。写しておくべきでした。。
駅前の小さな商店で小物を売ってました。。

これでヨーホー国立公園の主な見所は見終わったことになりますが、レイク・オハラが気になる。。(笑)
もし次回来ることが出来るのならば、レイク・オハラには絶対に行ってみたい!!
それまで貯金してと休みを獲得すべく、しっかり働こう!(爆)

バンフの町に戻りますが、レイク・ルイーズを過ぎたあたりから天候はしっかり回復。。
バンフの方からジャンジャン車が走ってきます。
「今日は日曜日ですしレイク・ルイーズは混雑しそうですねえ。。駐車場が満杯になるかも。。」

バンフ自然博物館の前で車を降りました。
大変お世話になった五島さんとはこれでお別れ。。明日、彼は別のツアーの方々とトレッキングだそうです。
明日は昨日BBQでご一緒した難波さんがお見送りしてくれるそうです。
いろいろとお世話になったのでちょっと寂しい。。でも本当にありがとうございました。
またカナディアンロッキーに来ることがあったら、トレッキングにお付き合いください。

自然博物館を見学した後、ホテルに戻る。。
荷物を下ろしてショッピングへ。。。ところが睡魔が襲ってくるのでショッピングしようにも興味が湧かない。。。
4時間ぐらいしか寝ていないので、当然か。。。(笑) ホテルに戻り、昼寝。。

18時過ぎに目が覚める。。
今日はバンフ最後の夜だからアルバータ牛を食べなければ。。ステーキハウス@メリッサに向かう。。
店内は混雑していて30分ほど待つことになる。。
人気のお店だから仕方がないかと思い、ボーっと待っていると日本人の団体客がゾロゾロと。。。
予約をしているのでしょう、、ワイワイ言いながら席に着いていきます。

そうこうしているうちに我が家も席が確保できました。
先程の団体の隣。。(笑)
でも窓際の席なのでちょっと気分がいい。。
一番大きなステーキは570グラム。。!!!こんなの食えるわけがない。。(笑)
280グラムのステーキにしました。
サラダがやってきましたが、ボールにどかんとシーザーサラダ。。。(笑)
そしてステーキに付いたポテトの量が凄い!!(更笑)
美味しいステーキでした。。
最後にコーヒーが出てきましたが、ウエイトレスのお姉ちゃんが「美味しかったですか?」と笑いながら話しかけてくれるのがちょっと嬉しい。
でも、ごついカナダ女。。。美人だけど。。(笑)

食事中、隣の団体の添乗員、「明日のご予定ですが。。。」なんて説明を始める。。
他のお客さんの事も考えようとせずに。。これって、すごくイメージが悪いです。。
事前にお店の了解を取っているんだろうけど、他のお客さんにとっては迷惑な感じ。。。
同じ日本人なんだけど、嫌な感じでした。。
でも、その内容が面白かった。。(笑)
「明日は8時にバンフスプリングスホテルを出て、ラスベガスへ向かいます。。ラスベガスの到着は夕方になります」
「もっと早く行けないのか??なんで飛行機を3回も乗り換えるの??」
「はい、航空会社の関係でそうなっています」
みんな、しぶしぶ納得。。(笑)
「本日はみなさん食後真っ直ぐにホテルへ帰られますよね?」
「えー、、お土産も買わなきゃ行けないしねえ。。後でタクシーで帰るよ」
「・・・」(絶句)
添乗員さんも大変ですよねえ。。おそらくみんなが部屋に戻ってくるまでゆっくり出来ないんだろうな。。
添乗員さんが去った後、「旅行日程を貰ったのが1週間前だからなあ。。仕方がないか。。文句も言えないよ。。ははは。。」
なんだかすごいツアーのようです。。(笑)
しかしカナディアンロッキーとラスベガスを巡るんですよ。。おそらく彼らはナイアガラも見ているんじゃないかな??
移動時間だけでも凄いよね。。。(冷汗)
翌日、難波さんに聞いたんですけど、ラスベガスまで3回も飛行機を乗り継ぐルートは
カルガリー→バンクーバー→ダラス→ラスベガスなんじゃないかと。。ラスベガスに行くためにラスベガスを飛び越えてダラスに行く。。。
ロサンゼルス経由だともっと短時間で行けそうだけど、航空会社の路線の関係で仕方がないのでしょう。。
彼らは高級ホテルにも泊まっているんだろうけど、、可愛そうになってきた。。(笑)

しかしそう考えると、今回の我が家の旅はカナディアンロッキーだけ。。しかも我が家二人だけに専属のガイドが付いて案内してくれる。
あそこが見たい、そこで止まって写真を写させて!なんてのが自由に出来る小さなツアー。。
これの方がよっぽど贅沢なのかもしれない。。。

夕食後、バンフの町をブラブラしながら最後の夜を楽しんだのでした。
明日はバンクーバーへの移動です。


バンフの町のメインストリート。。

次へ続く。。 目次へ