鉄道模型制作奮戦記


<製作秘話>
(長文であります、お暇な方は読んで下さい。)

<<< プロローグ >>>

酒を飲んでいる席でのことです。
A氏が、「俺は一度で良いから鉄道模型のシーナリーを作ってみたい!」と発言なされたところから物語は始まります。

「東京に住んでいたときに、一度模型屋のディスプレイで列車が走っているのを見て、いつか作りたいと思ってるんだよ」
聞くところによると、A氏は以前ヨーロッパに旅行したときにオリエント急行に乗ったことがあるらしい。。
「田園地帯を走るんだよ。小さな森があったり広大な田園地帯を走ったり。。。」
酒の勢いにまかせてA氏のロマンは広がります。(笑)

「俺は以前作ったことがあるバイ」
この会の長老Y氏。
彼のこの発言は火を注いでしまいました。(笑)

「えっ!!!そうですか。。羨ましいなあ。。。」
「シーナリーを作りたくても俺にはテクニックがないから諦めるしかないけど、悔しいねえ。。誰か手伝ってくれないかなあ。。」

「模型作りの名人が目の前にいるじゃないか!!」と、私を指さすY氏。。
ギョッ!!とするCoo。。。(冷汗)

「おお!!お前がいた! お前、作る気はないか??? お前ならいろいろテクニックを持っていそうだな。。」

「作れと言われたら出来ないことはないでしょうけど(へそ曲がり根性)。。。時間もお金もかかるんじゃないですか?」(期待にワクワク)
「それに場所はどうするんですか?」

「うちの物置になっている部屋があるからそこに作ろう!! お前、いいよな?」
「よし!決まった!! 作るぞ!! 」

小学校の頃に父の友人が作っていた鉄道模型のシーナリー。。。
山があって小川があって民家がある世界。。。実は一度作ってみたいと思っていたのです。(笑)
これこそ渡りに船、、、どうせ乗るならタイタニックなのです。(爆)
はたしてA氏の夢(Cooの夢?)は実現するか???

とにかく幕は引かれたのであります。。。。。(爆)

<<< 第一話(土台作成) >>>


さて物置になった部屋の荷物を全て他の部屋に移し(A氏の美人の奥さん、お母さんから呆れられながら)、大掃除が済んだところで図面を引きました。
部屋のスペースは縦1500mm×横3500mm。。
操作スペースが必要ですからL型に台座を作ることにしました。
ホームセンターに行ってL型アングル材を購入、結構な数が必要でしたしボルトの数も膨大なモノになりました。

この上にベニヤ板を敷くわけですから、骨組みを入れておかないとブワブワになります。
1200mm、900mmのラワン材を骨組みにしました。
適当な間隔にラワン材を入れ、木ねじで固定しました。

「押入の荷物も出せば、もっと大きく出来そうだな。。」

ドキ!!
そうです。。。押入の段の高さはこの台座とほぼ同じ高さなのです。(冷汗)

押入の中に入っていたお布団を別の部屋に移し、押入の戸を外しました。(笑)

押入にはラワン材の骨をいくつか貼ったベニヤ板(1500mm×900mm)を入れました。
骨を入れたのは配線が出来るようにする意味も含んでいます。
押入と台座の間に300mmほどの空間が空いたので、300mm×400mmほどのベニヤ板を橋渡しとして加えました。
と言うことで、台座は見事に完成しました。






この台座は非常にしっかりしていて、私が乗って作業をしてもビクともしません。

この台座が出来て試験走行していて気が付いたんですけど、直線がこれだけ長いと迫力が出ますね。
貨物列車を長く繋いで走らせると雰囲気が最高です。
数日間はこれだけでも十分遊べました。(爆)

<<< 第2話(線路敷設) >>>

さて台座も完成しいよいよ線路の敷設です。
今回はトミックスのレール(A氏が既に持っていたレール)と新たに購入することにしたカトーのレールの両方を使うことにしました。
で、レイアウトでまず私が作りたかったのが登山鉄道。
なんとなくループ鉄道みたいな感じを実現させたかったんです。
トミックスから出ている参考書を見ると、5%勾配が限度となっていました。つまり1m走って5cm登れるわけです。
と言うことはこのレイアウトの場合、一番長い直線は右の押入の奥から左の壁まで。。長さにして約4mほどあります。単純計算で20cmは登れることになります。しかもループ部分があるから30cm近く登れる勘定になります。
こりゃあ、、、凄いぞ!!と心の奥で喜んだのですが、後に大変なことになるのです。。。(笑)

右は押入だから下から作業が出来ないので、山の部分は左奥に作ることにしました。
作業用の穴を左奥に作りました。(この作業用の穴は後の作業にも非常に助かりました)
押入にはヤードを作ることになりました。
でもヤードってもっとたくさん作れる予定だったんですが、思ったよりスペースを食っちゃいますね。
少し情けないヤードになってしまいました。(笑)

カトーのレールは敷石が白いので、登山鉄道に使うより外周を走るルートに使うことにしました。
博多の王様模型で質問したところ、板に直接レールを敷くと列車の音が板に響いて五月蠅いと言うことでした。
たしかに試験走行させたときにはガーという大きな音が板に響いてます。
と言うことで、レールの下にコルクの緩衝材を敷くことにしました。

一番の問題は登山列車のレールをどうやって敷設するかです。。。
ガイドを作ってやるしかないと考え、ベニヤ板でレールの幅よりちょっと大きめなガイドを作りました。
そのガイドを支柱に固定していくわけですけど、支柱の数がかなり必要なんです。しかも1cm単位か5mm単位で長さを変えたのが数本ずつ。。
さてどうしたものか???
答えは意外なところにあったのです。(笑)
実はA氏のお宅は福岡県大川市。。箪笥や家具の産地なのです。
家具を作っている友人に5mm単位で長さの違う支柱の材料を分けて貰ったのです。
A氏、ナイスプレーであります。(爆)

支柱をL型の金具で台に固定しながら、レールガイドを取り付けていきます。
ループ部分のガイドはレールのRに合わせて板を切りました。
左手前に山頂の駅を作り終点としました。
ループ部分は初めて作るには上手くできたと自己満足しています。(笑)

登山電車は山頂を始発にしたとき、列車はループを回った後、壁際の長い直線を下ってきてカーブ状の陸橋を通り再び駅に進入します。
八字系ルートは山の下のトンネルに進入して山の中をぐるりと回り、再び町に入ってきて駅に進入させました。
これで一度に4車両が同時走行できることになります。

これでレール設置は終わったと思っていたんですが、数日後、A氏が「退屈だ!!」
「へ???」
「登山電車が往復するのは解るが、動かしていてすぐに退屈してしまう。 もう少し変化を付けよう!」
「げげげ!! しかしどのようにレイアウトしたらよいのか???(冷汗)」
「登山電車を周回路線にしよう!! 山頂駅から下りてくるルートを造ろうじゃないか!!」
「!!! どっひぇ〜!!(冷汗) ループの方に通すんですか???」
「なんとかなるって、、 今夜やろう!!」

ということで、なんと登山電車が周回することになったのです。(笑)
これが大工事なのであります。
どう考えても、ループの下にもう一つのループを設けねばならず、30分ほど二人で悩みました。

下りだけでなく上りも出来るように5%勾配は守りたい。。
列車の高さは確保しないとループの下をくぐれない。。。しかし安易に高さを稼ごうとすると急勾配になる。。。
支柱も新たに追加しないといけない。。。しかし油断すると、下の周回線路に重なり列車に当たってしまう。。。
矛盾だらけなのであります。(笑)

二人で試行錯誤を続けながら、ミリ単位の調整を繰り返す。。。
おまけに台座の下に潜り込むのが辛い。。。ダイエットしておけば良かったなあ。。。(爆)

結局、↓のようになんとかなりました。
下りのループを降りてきた列車はトンネルに入ったところで八の字路線に合流する。。。
これで一件落着。。。(のはずになる予定でした。(笑))
作業が全て終わったのは午前2時。。。
二人で台所に行き、ビールで祝杯を挙げました。


<<< 第3話(シーナリー作成1部) >>>

レールの敷設も終わりいよいよシーナリーの作成に入りました。
ヨーロッパ調のシーナリーも考えたんですが、A氏が持っている車両は日本の列車ばかり。
必然的に日本調にせざるを得ないのであります。(笑)
それに市販されているNゲージのシーナリーのほとんどが日本調のモノで、材料を揃えるのも日本調の方が都合が良かったのです。

さてまず何から作るかというと、やっぱり左奥になる山です。
高さとスロープを考えるとかなり大きなスロープにせねばならないのですが、そこは模型、、多少の急斜面は目をつぶることになしました。(爆)
といっても、支柱の高さは30cm近くあるわけで、急激な崖のある台地みたいになるのは避けられません。
取り敢えず、ループの上になる山頂付近を作ることにしました。

発泡スチロールを基礎にして山の形に針金で骨を作りました。
針金は園芸用の盆栽に使う針金です。
これを縦4本、横3本使って山の形にします。
そして傾斜を付けるために適当に手で押しつぶして山らしくしました。
さてその表面を何で覆うかなんですが、参考書には新聞紙にプラスター(石膏)を塗るようになっています。
A氏はお医者さまですので、整形外科で使う石膏包帯を入手していただきました。
これが非常に便利なことに石膏の染み込んで包帯をお湯でぬらし、これを広げて被せるだけでOK!
表面を適当に手でならせば立派な山になりました。
↑の写真のように、これをシーナリーに乗せると、見事な山になりました。
色を塗っていないと今一ですけど。。。(笑)
こんなに簡単に出来るとは思わなかったので、自分の腕に自信が持てましたし、今後の作業に期待が持てました。

ちなみに発泡スチロールを切断するのは、ニクロム線をピンと張って電気を流し(電熱線)溶かし切ったわけです。
これは私の父がラジコン飛行機の主翼をスチロールで作るときに利用していた方法です。
A氏もこの方法を見て賞賛してくれました。。

さて次の作業で困ったのが、山の横の渓谷部分にあたる崖の作成です。
参考書にはコルクロックというのがあって、これが崖の表面に使うには最適だとなっていますが、博多の専門店に行っても売っていません。
聞くところによると、コルクはチップにしてしまうのでほとんど売っていないとか。。。
さあ〜て、、困った。。。(冷汗)
何か崖の表面に使えそうな材料はないモノか???
ある日、Y氏のお宅に伺ったところ、「これならどうだ?」と出してきたのが、クヌギの木の切り株。。。
「この表面を削って作ったらどうだ???」とY氏。
なんとかなるかもしれない。。。
二人でナイフで表面を削り落としました。
これを発泡スチロールの表面に張り付けてみました。
コルクロックとはいかないまでも、かなり崖の表面に近づきました。
この表面にライケンなどを張り付ければ崖らしくなりそうです。
山の一番手前側はスチロール表面を熱線で削りながら、崖らしく作ってみました。
違った手法で作るとどうなるか試したかったのです。

正面の壁際を走る登山鉄道直線部分もこのままでは少し淋しいので、もう一つ山を作りトンネルを設置することにしました。
と言っても、山全体を作ることは不可能なので斜面だけ。。。
しかし今度の山は作り方を少し変えて、針金の上にティッシュペーパーを被せて、薄めたボンドで塗り固めました。

<<< 第4話(シーナリー作成2部)>>>

山の作業と平行して行ったのが、トンネルの作成です。
↑の写真でも分かると思いますが、奥の山のトンネル回りはスチロールで作りました。
重ねたスチロールをナイフで削り取ったのですが、これが削りカスが出て大変でした。
おまけに線路の上に落ちるモノだから、掃除が大変。。。(笑)

山の表面の凸凹を粘土で整形して斜面らしく仕上げました。
この粘土はA氏の一番下のおぼっちゃま(最初の写真でピースサインをしている悪ガキ)の幼稚園の画材道具でした。(爆)

鉄橋や木をいくつか配置していくと、雰囲気がグッと現実っぽくなっていくのが不思議です。
↑の写真の右隅に写っている登山電車の下側にあたる崖の部分は私が作りたかったのですが、ある日作業に出ていくと、もう既に出来上がってました。
「どうだ! 良い感じに出来上がっただろう」
と自慢げなA氏の声。。。
私が作りたかったのに〜(涙)


またしてもA氏に美味しい部分を先に作られてしまった窓際の渓谷部分。。。
でも、いい雰囲気に出来上がっているんだよねえ。。。悔しい。。。


左手前の山の上には山頂の駅、教会、湖を作り、木を植えて森林公園風に仕上げました。
湖の湖面を作るのが困難でした。
ボンドで水を表現しようとしたら、厚く塗りすぎて白っぽい水になってしまいました。
まあ、霧が出ていると言うことにしましたが。。。(爆)
渓谷側の山に植林を終わらせると左側のシーナリーはほぼ完成です。
手前は海にしました。
渓谷から川が流れ込む姿が上手く表現できたと思ってます。
なかなか上手くできたと自己満足。。。

ここまで来ると、列車を走らせながら景色を考える時間が多くなってきますね。
時間がかかる割には作業の進行が遅くなってしまいます。(笑)
でもこの時間って仕事のことなど何もかも忘れて夢中になれる時間だったです。
この辺の感覚が鉄道模型の魅力なんだろうなあ。。。

山の部分が大方終わった頃にまたしても問題が発生。。。(笑)
台座の左側は渓谷、右側はヤードが主体、中央部分は町にして大きな駅を作るんですが、この大きな駅のホームをいくつにするかという議論になったのです。
作業の早いうちに決めておかないと途中で変更するのは大変だし、シーナリーの材料費もバカになりません。
中央部の駅には下の周回する列車(複線)のホームが二つ、変則八の字のローカル線とそれにジョイントされた登山電車のホーム。。
合計四つのホームが出来る予定だったのです。
しかし登山列車がトンネルから出てきて町の中央部へ来るのはよいのですが、一番手前のホームがちょっと淋しい。
やはり完全な周回路線にしたい。。。
A氏はこの点が気に入ってなかったらしく、ここに来て再び『登山列車周回論』が湧いてきたのです。(笑)
「なんとかならないか???」 A氏の苦悩は続きます。。
しかし、登山列車のホームを一番手前に作るしかなく、場所を変えるとどう考えてもRが苦しくなってしまうのです。
ある日、私一人で列車を走らせている(遊んでいる)うちにふと気が付いたのが、台の上で交差させたくても無理だなあ。。台の下をくぐらせれば手前に持ってこれるかもなあ。。。?????
そうか!! 簡単じゃないか! 台の下をくぐらせればいいんだ。。
そうです。。。地下鉄を作るという案がひらめいたんです。
しかし、登山列車はディーゼルカー。。。 地下にもぐったら排気が大変だろうなあ。。。 これで本当に良いのかな???
どうせ模型だし、自分が楽しめればいいんだからなあ。。。 でもねえ、ちょっとこだわりたい気もするし。。。
と自問自答していると、A氏が「福岡の地下鉄だって筑肥線とくっついてディーゼルが入ってきてるじゃないか」の解答。。
結局、中央部の板を強引にガイド状に切り取って、登山電車は地下に潜り込むようにしたのです。
そして台座の下をぐるりと回った後、再び山の方へ走りもう一度ぐるりと回して、手前の駅に出てくるようにしました。
海があるけど、まあいいや。。。(爆)

かなり強引な取り回しが分かると思います。(笑)
切り取った部分は発泡スチロールで小さな丘状にして蓋をしました。

さて次は押入側の作業です。
押入には大きくヤードを作るので、そんなにいろいろ作るスペースはないだろうと思っていました。
ところが、やっぱりNゲージは小さい。(笑) スペースが結構空くのです。
出来上がって下のベニヤ板が見えるのはおかしい。。。
だから何かを作って空間を埋めないと。。。
この問題には悩まされましたし、今後の作業になる中央部分の空間のことを考えると大変なことになりそうです。
この問題が発生して初めて、このレイアウトの大きさがNゲージには大きすぎると気が付いたわけです。(爆)

今さら変更も出来ないので、大きな物を作って空間を埋めるしかない。。。この言葉が頭に浮かんだのです。(笑)

そこで着手したのがまたしても山を作ること。。。 でも今度は小さめの山です。
発泡スチロールで小さな山を作り、それに木を植えて森林公園みたいにしました。
木を植えたのはA氏。。 それを見た奥様は「針葉樹や広葉樹がゴッチャになっている公園なんてないわよねえ。。。」
「バカ言え、、、森林公園だからいろんな木が植わっているのだ!!」
「・・・(絶句)」(Coo)
ご夫妻の討論はさておき、とにかく森林公園が完成。。。 公園にはベンチを設け、散歩している人やベンチに腰掛けてそっぽ向いてる男女。。。
「これはお前達(私と神様(妻))が別れ話をしているところだ。。(笑)」
フン!勝手にしてくれ!! 我が夫婦の愛は永遠なのだ。。。(冷汗)

ヤード横に公園を設置し民家と田圃、駅を作り、ビール工場を造りましたが、それでも駅周辺がまだ未完成。
壊れている機関車を駅の横に設置して鉄道記念館に。。(笑)
押入の奥にスケールが合わないけど、お城のプラモデルを作りました。この周辺に木を植えるとなんとなく遠近感が出ます。
いろいろありましたが、無事に押入の中が完成。。。

<左の写真>
お城の手前に木を植えると遠近感が出るんですが。。
写真の右隅に駅があります。
山の置く場所を決定する前です。
<中央の写真>
工場周辺の完成写真。
引き込み線を作ると工場らしくなりました。
<右の写真>
山の設置場所も決まりふもとに民家を設置。。
通過する列車の情景がなんとも言えない。。。(涙)

<<< 第5話(シーナリー作成3部) >>>

いよいよ中央部の一番大きなスペースを作る作業になりました。
この中央部分には中央駅と駅前商店街、その右側に団地群などを作ることにしましたが、それでもスペースは埋まりません。(涙)
特に地下鉄を隠すために台上にした大きなスチロールの上をどうすべきか悩みました。。
ふと、買いそろえた人形を見ると、テニスをしている人形があります。
テニスコートを作ろう!!
プレイしている人形は2体あるから2面出来るな。。。
テニスコートは茶系の紙に白のマスキングテープで線を描きます。
線を引き終わったところで、さて?ネットは何で作ろうかな???
ホームセンターへ走ります。。。(笑)
いろいろ探していると、目に付いたのがアルミサッシの網戸。。。
1mが80円です。
ちょうど良いことに端っこがほつれないように白い糸で縫ってあります。
これだあ!!!(歓喜)
1mもいらないからお店の店員さんに「30cmで良いんだけど。。」と尋ねると、さすがに無理でした。。。(冷汗)
仕方なく1mを購入。。。80円の出費は痛い。。(爆)
適当な大きさに切り瞬間接着剤で固定すると、、、、見事に完成!!!
テニスコートの回りに背の高い植え込みを作って出来上がり。。。
これを見たA氏の奥様。。「あらあ、、、凄いわねえ。。。良くできてるねえ。。本物みたい」
本物とは???と感じましたが、誉めていただいたので素直に喜ぶ。。。(単細胞笑)

テニス倶楽部と道を挟んで作ったのが、この乗馬牧場。
ちょうどこの頃、Y氏の仲間達と一緒に久住で作っていたのが乗馬牧場AvingtonFarmの馬小屋。。
農場の模型があったのでこれを作り、馬の人形を購入し馬場を作ることにしました。
乗馬牧場の馬場の柵を見ておいて、爪楊枝を支柱にしてバルサで楕円周上に柵を作りました。
内側と外側を作り土を再現し馬を設置すると、あら不思議!乗馬牧場の完成です。(笑)
ついでに爪楊枝を利用してログハウス建築風景を再現。
フォークリフトで丸太を運ばせると出来上がり。。。
他にだんご屋さんや人家を設置してスチロール台の上はほぼ出来上がり。

団地は簡単。。。造った建物を並べるだけ。。。(爆)
それだけではちょっと寂しいので、白のマスキングテープで駐車場を。。。
このマスキングテープのテクニックは自慢できます。(爆)

作業はいよいよ駅前周辺に。。。
まず、ホームを設置して駅の建物の位置を決めていきます。

そんな最中にふと余った網に目が行き、また悪い虫が。。。(笑)
山の下の空間がまだ埋まっていないのに気が付き、ここにゴルフ場を作ってやろうと思い付きました。
大川市からすぐ近くの佐賀県鳥栖市にブリジストンゴルフ倶楽部があるのです。
このゴルフ場は道路に面しているので道路にボールが飛びでないようにネットが張ってるのです。
これを再現することにしました。
もちろん5ホールぐらいのコースも。。。この辺は変なこだわりが出てバンカーや池まで作る始末。。。
こんなことだから一向に大きな作業がはかどらない。。。(爆)
ネットの支柱を竹串で再現して出来上がり。。。


このあたりまでやって来ると板の色を隠すのに苦労します。
取り敢えずスチロール板に灰色を塗って道路を決めます。
それに沿って住居を置いていきますが、これがなかなかスッキリと決まりません。
駅前はビル群にすることにしても、大小の取り合わせがなかなか難しい。。。
デパート(デパートではあるが我が社のマークが挙がっている(笑))、マンション、テナントビル、立体駐車場。。。
それに合わせて小さな商店、、、ビルの裏に一杯飲み屋の屋台が欲しいなあ。。。
なんて考えていると、おっと仕事がはかどらない。。。(冷汗)
そんなことの繰り返し。。。(笑)

中央の山のふもとに民家を造り庭、池、一本松、納屋、牛。。。立派な家が出来ました。(笑)

そんなときに気が付いたのが中央の山。。。
気が付かなかったけど、数本の木が倒れているのです。 ティッシュで作ったベースに木を差し込んで固定したのが原因です。
立て直そうかとも思いましたが、土木作業員を数人配置して風倒木の撤去作業中。。。(笑)

登山電車の途中の駅に人間を数人配置しました。
駅のホームの端っこにたたずむ男。 そこから距離を置いて木の陰で話し合っている二人の男。。
現金強奪逃走犯とそれを尾行する二人の刑事。。。
帽子を手で押さえながら改札口を駆け上がってくる尾行されていることを知らせに来た仲間。。。
駅の待合室にたたずむ赤いコートを着た女性。。(A氏のお母様) 実は強奪犯の女親分だったりして。。。リベンジ!!(笑)
シチュエーションを考えながら作らないと面白くない。。。(爆)


<写真左端>
登山電車の線路上から強引に撮影した駅方向と遠くに見える山。。
自分が運転士だったらこんな感じに見えるだろうねえ。。。
<写真中央>
ちょっと上から見下ろした俯瞰写真。。 フォーカスが少し甘いのが残念。。。
鳥が見る駅の姿はこんな感じだな。。 駅にたたずむ人がよく分かります。
一番右が八の字線と登山電車の共有ホーム。
そのお隣が周回電車のホーム。
そして登山電車(地下鉄?)のホーム。 この路線はポイントで分かれ、押し入れ入り口で周回路線に繋がります。 ヤードまで引き込むところを再現したかったの。。。(笑) つまりヤードには全車両が入り込めるようにしたのです。 でもヤードの数が足らなくて全車両は無理ですけど。。。(笑)
<写真右>
駅前繁華街を眺める。。
マンションの駐車場にもこだわって作りました。(見えませんけど。。(笑))

そんなこんなでついにシーナリーは2年半後に完成の日を迎えたのであります。

<<< エピローグ >>>

今回初めて作ったNゲージレイアウト。。。
ある時は仕事を半分さぼりながら、ある時は神様(妻)の非難を受けつつ、またある時は夜中まで作業が続き泊まり込む羽目に。。。
でも非常に面白かったし、充実してました。

もちろん自分の財布で作ろうものなら、とても今回のような大きなモノは出来ませんし、私は転勤族なので作る場所もありません。。(笑)
これだけのレイアウトだと「総制作費がいくらだ?」と尋ねる方もいらっしゃるでしょうけど、ご想像におまかせします。
作り終えた後すぐに私は北九州へ引っ越してしまったので、このレイアウトのその後は不明です。
いつか時間を作って観に行こうと思ってはいるのですが、これがなかなか。。。(笑)
きっと埃をかぶっているだろうなあ。。。

また作る機会があったらチャレンジしてみたいです。
A氏。。。また作りませんかあ???(爆)